こんにちは!AYAKAのアクリルArt Bookへようこそ!

今回は、
100均のアクリル絵の具の使い方を、
メーカーのアクリル絵の具との違いと合わせて
細かく解説していきます。
最後まで読んで頂くと、
100均のアクリル絵の具を使用する際に
どういった点に注意して使っていけばいいのか?
また、どんな使い方が適しているのかが分かります!
100均のアクリル絵の具の使い方と注意点を理解して、
一緒に一枚の作品を作ってみましょう!
100均にある水彩絵の具とアクリル絵の具の違いって何?
100均にはアクリル絵の具の他に、
水彩絵の具が一緒に並んで販売されている事が多いと思います。
この二種類の絵の具の違いについて解説していきますね!
水彩絵の具とは何か?

水彩絵の具は水で溶いて使っていく絵の具です。
主に紙を支持体にして描いていきます。
滲みを活かした、柔らかい雰囲気の絵が描けるのが特徴です。
また、水彩絵の具は乾いた後でも、
上から水分を足すと再び溶け出します。
ですので、乾いた後にその部分を滲ませる事が可能です。
『水彩絵の具とアクリル絵の具の違い』について詳しく知りたい方は、
こちらの記事も併せてどうぞ!
アクリル絵の具とは何か?

アクリル絵の具も水で溶いて使う絵の具です。
しかしアクリル絵の具は、乾くと耐水性になります。
一度乾いてしまうと、もう水に溶ける事はありません。
また、水の量を調節することで、
水彩画風にも、油彩画風にも描くことが出来ます。

その特性を活かして、
一度塗った色の上に違う色を乗せて、
深みのある表現を出す事が出来る面白い絵の具なんだよね♪
私もこれが、アクリル絵の具を使っていて
一番面白いところかな!
アクリル絵の具は、紙以外にも描く事ができます。
ガラス、木、布、プラスチックにも描く事が出来る
マルチな面があります。
(※油性面には描く事が出来ません。)
また、アクリル絵の具には
『アクリル絵の具』と総称されているものと、
『アクリルガッシュ』と総称されているものが存在します。
『アクリル絵の具』には、『透明』『半透明』『不透明』の三種類の透明度があります。
『アクリルガッシュ』の透明度は、非常に隠蔽力の強い『不透明』のみです。
それぞれの特性を活かしながら描いていく事が出来る絵の具です。
『アクリル絵の具とアクリルガッシュの違い』について詳しく知りたい方は、
こちらの記事も併せてどうぞ!
100均のアクリル絵の具とメーカーのアクリル絵の具の違い
では、100均のアクリル絵の具は
メーカーのアクリル絵の具と同じように使えるの?
というと、これがかなり違う部分があります!
100均のアクリル絵の具とメーカーのアクリル絵の具の一番の差は、
絵の具の中身である『アクリル樹脂』と『顔料』の量の差です。
100均のアクリル絵の具はこれが少ない分、
『薄い』『緩い』『乾きが遅い』という特徴が出てきます。
100均のアクリル絵の具とメーカーのアクリル絵の具の違い①〜絵の具が薄い〜
100均アクリル絵の具はメーカーのアクリル絵の具に比べ、
塗った時に薄い印象があります。
一度塗りでは、下の色が透けてしまいます。
上記に『アクリル絵の具には透明度が三種類存在する』と書きましたが、
100均のアクリル絵の具は、
アクリル絵の具の透明度で言う『透明』ぐらい下の色が見えてしまうので、
不透明な絵の具の様な隠蔽力は全くありません。


これは、メーカーのアクリル絵の具に比べると、
顔料が少ないせいだと思うんだよね。
100均のアクリル絵の具とメーカーのアクリル絵の具の違い②〜絵の具が緩い〜
ダイソーのアクリル絵の具はチューブから出した時から、非常に緩いです。
水で溶く必要がないくらい緩いです。
これは、メーカーのアクリル絵の具に比べ、アクリル樹脂が少ないせいだと思われます。


でも、キャンドゥとセリアのアクリル絵の具は
しっかりとした粘度があるんだよね!
メーカーのアクリル絵の具と同じく、
水で溶いて使用する事をおすすめするよ!
100均のアクリル絵の具とメーカーのアクリル絵の具の違い③〜乾きが非常に遅い〜
通常、アクリル絵の具は速乾性があり、
これがアクリル絵の具の大きな特性であると言えます。
しかし、100均のアクリル絵の具はこの特性が弱いです。
かなり薄く伸ばして塗れば直ぐに乾きますが、
少しでも絵の具がダマになった部分があると、
その部分だけとても乾くのに時間が掛かってしまいます。
これも、アクリル樹脂が少ないせいだと思われます。


私は100均のアクリル絵の具を厚塗りした時、
完全に乾くのに8時間以上掛かったよ!
100均のアクリル絵の具とメーカーのアクリル絵の具の違い④~ムラが出やすい~
メーカーのアクリル絵の具はひと塗りでも平滑に塗ることが出来ますが、
100均のアクリル絵の具はひと塗りだとムラになりやすいです。
ですので、何度も塗り重ねていく必要があります。

綺麗に塗っていくためには何度も塗らなきゃいけないから、
100均のアクリル絵の具は手間と時間が掛かってしまうよ!

100均のアクリル絵の具とメーカーのアクリル絵の具の違い⑤~保存に適さない~
メーカーのアクリル絵の具は
質の良い顔料とアクリル樹脂でできているため、
耐光性も耐久性もあります。
しかし、100均のアクリル絵の具は安価なつくりなので、
その点が弱いです。
光に当たると色褪せしやすく、長期保存したい作品には向いていません。

100均のアクリル絵の具は
練習や、お子さんのお絵描きなどで使うと良いね!
長く飾りたい作品は、
メーカーのアクリル絵の具で描くことをオススメするよ!
100均のアクリル絵の具とメーカーのアクリル絵の具の違い⑥~色の種類が少ない~
100均のアクリル絵の具は、
メーカーのものに比べると、色の種類が限られています。
私も、自分が行った100均で『茶色』が見つけられず、
『オレンジ・黒・赤』を混ぜて茶色をつくりました。


混色すればするほど、色はくすんでしまうので、
なるべく少ない色数で作るのがコツだよ!
100均のアクリル絵の具の使い方と快適に描くポイント
100均のアクリル絵の具とメーカーのアクリル絵の具の違いが分かったと思います!
しかし、ポイントを押さえて使っていけば100均のアクリル絵の具でも
しっかり絵を描いていく事が出来ます!
100均のアクリル絵の具を使用する際は、水の量を調節する
セリアとキャンドゥのアクリル絵の具はしっかりとした硬さがあるので、
メーカーのアクリル絵の具と同じように、
筆にしっかりと水を含ませて絵の具を溶いていくのが良いです。
それに比べ、
ダイソーのアクリル絵の具はチューブから出した時からとても緩いので、
水で溶く必要がほぼありません。
水で筆を湿らせたら、
筆に含んだ水はキッチンペーパーなどであらかた吸い取ってから
絵の具を含ませていきましょう!

100均のアクリル絵の具を使用する際は、『乾かす』→『塗る』を繰り返す
100均のアクリル絵の具は乾きが非常に遅いので、
厚塗りはしないようにしましょう!
『薄く塗って、乾いてから何層か塗っていく』
という工程を繰り返していきます。
また、隠蔽力が無く、ムラになりやすいので、
3、4回塗り重ねることによって、表面が綺麗になります。

100均のアクリル絵の具を使用する際は、乾いた部分から描いていく
100均のアクリル絵の具は乾くのに時間が掛かりますので、
乾いた部分から描き足していきましょう!
薄く塗った部分は15~20分ぐらい経つとしっかり乾くので、
その間に違う部分を描き進めていくとスムーズです。
また、まだ乾いていないところと隣接した部分を塗る際は、
色が混ざらない様に注意する必要があります。
100均のアクリル絵の具を使用した後の片づけ方
100均のアクリル絵の具を使用した後は、
筆を早めに洗いましょう!
100均のアクリル絵の具は乾くのが遅いですが、
耐水性であることに違いはありません!
乾くと落ちなくなってしまうので、
使用した後は直ぐに絵の具を洗い流しましょう!

ペーパーパレットはぺりっと剥がして捨てるだけなので、
後始末がとても楽です!


ペーパーパレットは洗う手間が省かれるから、
時短できるしラクだし本当にオススメだよ!
100均のアクリル絵の具ならではのメリット
100均のアクリル絵の具のデメリットを色々と挙げてきましたが、
短所が大きな長所にもなります!
100均のアクリル絵の具の長所①~パレットの絵の具が乾かない!~
メーカーのアクリル絵の具は速乾性がある為、
パレットに出した絵の具はすぐに乾いてしまいます。
せっかく混色して作った色も、塗ろうとしたら乾いてしまって、
また作らなければならない!なんていうことも起きます。
しかし、100均のアクリル絵の具は速乾性があまり無いので、
パレットに大量に出してしまっても
直ぐに乾いてしまう心配がありません。
混色して作った色も、20分~30分放置しておいても使えます!
(※絵の具の量によります。)


これぐらいの量だと、
8時間以上乾かないよ!
100均のアクリル絵の具の長所②~グラデーションがつくりやすい!~
メーカーのアクリル絵の具は塗ったそばからどんどん乾いていってしまうので、
グラデーションやぼかしを作る際、色んな工夫をしなければなりません。
しかし、100均のアクリル絵の具は直ぐに乾かないので、
非常にグラデーションやぼかしが作りやすいです!


空のグラデーションも、乾かないから
時間を掛けて作っていけるよ!
100均のアクリル絵の具の長所③~安いから失敗を気にせず練習できる~
100均のアクリル絵の具のメリットは、何といっても
100円で絵の具が一本手に入るというところです。
1本100円なので、色をたっぷり使えますし、
試し塗りや、混色の練習にも惜しまず使うことができます。
100均のアクリル絵の具を使って、作品を一枚描いてみよう!
それではここからは、100均のアクリル絵の具だけを使って、
一枚の作品を完成させてみましょう!
1時間ぐらいで描くことが出来ます。
必要な画材
①100均のアクリル絵の具(ダイソー、セリア、キャンドゥどこのでも構いません!)
・赤
・青
・ライトブルー
・黄色
・緑
・ダークグリーン
・茶(売っていない場合はオレンジをご用意ください)
・白
・黒
②手のひらサイズのキャンバス

③筆
・フィルバード小
・面相筆
・細筆(キャメロンプロ)

④ペーパーパレット

⑤筆バケツ(要らない容器で大丈夫です)

※②③④は新宿の世界堂で揃えることが出来ます。
※④はダイソーにも売っています!
(画材屋さんのでなくても、ダイソーのもので問題ありません!)
※100均の筆は毛がすぐに抜けるのでおすすめしません!
※少したわみますが、100均のキャンバスでも問題なく描けます!
一層目のベース描きをする
一層目はベース塗りです。
この後に何層も重ね塗りをしていくので、
厚塗りしないように注意してくださいね!
※厚塗りしてしまうと、なかなか乾きません!
①真ん中に『赤』でリンゴの形を描く。
(筆:フィルバード小)

②『茶』で木の幹を描く。
(私は茶をゲット出来なかったので、オレンジと黒と赤で茶色を作っています。)
(筆:フィルバード小)

③『青』『ライトブルー』で空を描く。
ここで大まかにグラデーションを描いておきます。
(筆:フィルバード小)

④『ダークグリーン』『緑』『黄』で緑の茂みを描きます。
濃い色から順に『ダークグリーン』→『緑』→『黄緑』(黄+緑で作ります。)
と塗っていきます。
(筆:面相筆)

二層目を描く
①リンゴをもう一層『赤』で塗っていく。
(筆:フィルバード小)

②『茶』に『黒』を少量足しながら『焦げ茶』を作り、幹の表面を描きこんでいく。
その上に『ダークグリーン』で苔を描き足す。
(筆:面相筆)


③『青』『ライトブルー』で空を描き足す。
二層目ではもう少し丁寧にグラデーションを整えます。
(筆:面相筆)

三層目を描く
①もう一層リンゴに『赤』を塗る。
『赤』+『青』で濃い赤を作り、リンゴ下部の陰の部分、ヘタの窪んでいる部分を塗る。
(筆:フィルバード小、細筆(キャメロンプロ))


②リンゴの上部に『白』でハイライトを描きこむ。
(筆:面相筆)

③『黒』でリンゴのヘタを描く。
(筆:面相筆)

④緑の茂みに『黄』をちょこちょこと乗せて、葉の光を描いていく。
(筆:面相筆)

⑤『青』『ライトブルー』『白』を使って空を描き足していく。
グラデーションの中に『白』を混ぜ込みながら、雲を描いていく。
(筆:面相筆)

リンゴの存在感を浮き出させる
①『茶』をヘタの手前部分に塗り、立体感を出す。
(筆:細筆(キャメロンプロ))

②リンゴのハイライト部分に『黄』を、くぼみに『ダークグリーン』を乗せる。
(筆:細筆(キャメロンプロ))

③リンゴ下部のきわを『黒』で細く縁取る。
(筆:細筆(キャメロンプロ))

④ヘタの上部に『白』でハイライトを描きこむ。
(筆:細筆(キャメロンプロ))

⑤『ダークグリーン』『緑』で葉っぱを描く。
『白』『黄』で葉っぱにハイライトを描きこむ。
(筆:面相筆、細筆(キャメロンプロ))


⑥完成!!!

動画もありますので、こちらでもご確認頂けます♪
まとめ
100均のアクリル絵の具は、メーカーのアクリル絵の具と違う部分が
かなりあることを説明してきました。
しかし、100均のアクリル絵の具もポイントを押さえて使えば
しっかり絵を描くことが出来ます。
使う時のポイントは
『水の量を絵の具に合わせて調節する』(ダイソーの絵の具は水なしでもOK)
『薄く塗って、乾いてから重ねる』
『乾いた部分から描き進める』
『使い終わったら、すぐに筆を洗う』
の4つです!
100均のアクリル絵の具の良さは何といっても、
100円で絵の具が一本買えること!
お子さんのお絵描きや、
絵を描く練習にはちょうど良い画材だと思います。
皆さんも是非100均のアクリル絵の具で絵を描いてみてくださいね!
by AYAKAのアクリルArt Book













乾いているからといって
その上に違う色を乗せると、
色が混ざって、くすんだ色になってしまう恐れがあるのが
水彩絵の具の注意点だね!