こんにちは!AYAKAのアクリルArt Bookへようこそ!

手作りの絵本は、
①構成のルールを知る
②ストーリーを作る
③製本する
この3ステップで簡単に作っていく事が出来ます。
私自身、絵本作家を目指して活動しているアクリル画家ですが、
小さい頃から母と一緒に、何冊も手作り絵本を作ってきました!
この記事では、その経験をもとに
初心者の方が一冊の絵本を完成させるまでの流れを
順を追って解説していきます!
お子さんに世界に一つだけの絵本を作ってあげたい!
これから絵本作家として活動していきたいから、
まず一冊自分で作ってみよう!
と思っていらっしゃる方は
是非最後までご一読ください!
思っているほど難しくないかも!
一緒に絵本を作ってみましょう!
Contents
【基本】簡単に手作り絵本を作るための構成と仕組み
まずは、絵本の簡単な構成と仕組みから説明していきますね!
絵本ってどうなっているのか?!一緒に見ていきましょう!
絵本の大きさ
絵本の大きさは、漫画や小説とは違い、
本の大きさに決まりがありません。
手のひらサイズの小さな絵本から、
大人が手を広げて持っても余るぐらい大きなサイズの絵本まで、
大きさは様々です!
大きな図書館の絵本コーナーにいってみるとわかりますが、
本の大きさによってコーナー分けされています。
それぐらい、絵本には色んなサイズが存在するんですね!
手のひらサイズの絵本は小さなお子さんの手にも持てます。
そして、
大人が広げても手が届くか届かないかぐらい大きなサイズの絵本は、
大勢の読み聞かせに最適です!

本の大きさの事を『判型(はんがた、はんけい)』と言います。
一般的な書籍はB5やA4サイズが多いと思いますが、
絵本の場合
A判B判の規格サイズよりも短辺がやや短いものが多く見受けられます。
これは、絵本を開いた時に、より画面が長くなる為です。
横にして開いた時は、山並みや街並み、
あるいは電車などの長い乗り物、などが表現し易くなるからです。
また、縦に開いて読んでいく絵本もあります。
例えば、天と地の関係を描いたり、穴の上と下を描いたり、
とても大きな建物を描いたりした絵本があります。

ちなみに、アクリル画や油彩画を描く時に使うキャンバス。
このキャンバスにもまさにこのような効果が含まれています
例えば10号のキャンバスの場合、長辺は53cmと決まっています。
しかし短辺はF・P・M・Sと4種類の長さがあり、
これにはそれぞれ意味があるんです。
Fは(Figure/人物)
Pは(Paysage/風景)
Mは(Marine/海景)
Sは(Square/正方形)
と、描く内容に合わせてサイズが分かれているんです!

絵本もキャンバスも一緒だね!
大きさにはちゃんとした意味があるんだね!
絵を描く時や絵本を作る時は土台の大きさを意識してみると、
より世界観が広がって行きそうだね!
絵本のページ数
書籍というのは、紙を折り畳んで作られているため、
ページ数は8か16の倍数になります。
絵本だと、32ページのものが多い印象です。
例えば32ページの絵本の場合…
【最初のページ】
ここは『扉』と呼ばれ、
本のタイトルや作者名が入っている事が多いです。
時には『扉』が無く、ここからお話がスタートする絵本もあります。
【ストーリーが描かれている15の見開きページ】
ここからストーリーが始まります。
見開きページは原則として、左右が同じ内容で描かれます。
全面に絵が描かれているものもあれば、
左右どちらかに絵、どちらかに文章というパターンもあります。
【最後のページ】
ここはストーリーの最後のシーンが描かれていたり、
前の見開きページでストーリーが終わっている場合は、
『奥付』(発行年月日や出版社の住所・連絡先など)が入ったりします。

絵本の縦書きと横書き
日本語は本来縦書きですので、
縦書きの文章が原則ではありますが、
ストーリーによっては横書きのものももちろん多くあります。
文章が縦書きの場合は右開きの絵本になりますので、
中に描いていく絵も、
右から左へ流れていく事を意識して描いていく必要があります。
また、文章が横書きの場合は左開きの絵本になりますので、
絵も左から右へ流れていくように描いていく必要があります。

絵本の対象読者
出版社によって読書対象の年齢設定に違いはありますが、
大体次のように大きく分かれています。
0歳児以上
1歳児以上
1〜2年
3〜4年
5〜6年
年齢を意識して作品を描いていくというのはとても難しい事ですが、
絵本を読む時に、
『これは何歳向けなんだろう⁇』と思いながら読んでいくと
色々な感覚が身につくかもしれないですね!

絵本は子供だけのものでは無く、
大人が読む本でもあると思っています。
だからワタシは、
『対象年齢設定に上限は無い!』
と思いながらいつもアイデアを練っているよ!
手作り絵本のストーリーを簡単に作る3ステップ
絵本のストーリーを作っていきましょう!
一からお話を考えるなんて何を書けばいいの⁈
なんて慌てなくて大丈夫!
ゆっくりゆっくり、楽しんで作ってみましょう!
絵本のアイデアを書き出してみる
一から大きなお話の流れを始めから書こうとすると辛くなると思いますので、
まずは出てくるキャラクターや、
描きたいセリフなどを思い付くだけ書き出してみましょう!

クマさん?カニさん?
それともおじいちゃんやおばあちゃん?
そのキャラクターたちは、どんな喋り方をするのかな?
好きな言葉はなに?
思い付くこと、何でも書き出してみよう!
ちなみに、この記事の冒頭で紹介した私の手作り絵本は、
幼少期に私が話した言葉を、母が沢山書き留めてくれていて、
それらを小さなストーリーにしたものです。
小さなお子さんは、大人が想像しないようなことを想像し、
言葉に出してくれます。
そういった日常の言葉を書き留めておくのが、
一番温かみのある、面白いアイデアの源になります!
絵本のあらすじ
『梗概(こうがい)』と呼ばれています、
ストーリーとなる文章を書いていきましょう!
難しく考える必要はありません。
シンプルにどんなお話なのか?
何を伝えたい作品なのか?
自分の中にあるテーマを明確にして、
そこから文章を立ち上げてみましょう!

友情について書こうかな?とか、
お誕生日の思い出を使ってお話を書こうかな?とか、
なんでもストーリーになるよ!
大切なのは、『何をメッセージとして伝えたいのか??』
ていうところだね!
起承転結
明確な『起承転結』を作らなければ!と思うと辛くなるので、
この漢字のイメージには縛られず、
自分の中でなんとな~く『起承転結』を意識しながら書いていきましょう!
ストーリーが作り易くなります。
一番難しいのは最後の『結』の部分だったりしますが、
これも難しく考えず、
読んでくれる方への『共感』と『納得』を意識して書いてみましょう!
初心者でも簡単!手作り絵本の製本方法
さて、ここからは本を形にしていきましょう!
さっそく手作りの絵本を作ってみましょう!
| 製本方法 | コスト | 自由度 | 仕上がり | オススメの人 |
| 自作 (紙+製本テープ) | ほぼ0円 | ◎自由自在 | △手作り感 | お子さんと一緒に楽しみたい方 |
| 100均 | 110円 | △固定・低自由度 | 〇ハードカバー | お手軽に一冊 作りたい方 |
| 印刷サービス | 330円~ | 〇デザイン次第 | ◎プロ仕様 | 本格的に 仕上げたい方 |
手作り絵本の土台の作り方
紙は画材屋さんに行ってみると、
デコボコした紙や、つるつるした紙、
本当に色んな種類があります。
使う画材と紙との相性を考えて選ぶと良いです。
水彩絵の具やアクリル絵の具を使って描く場合は、
水を使用してもよれにくい、丈夫な紙を選択しましょう。
※それぞれの絵の具の違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も是非参考にしてみてください。
準備するもの
・紙(サイズは作りたい大きさで大丈夫です)
・糊(スティック糊でも、ヤマト糊でも大丈夫です)
・糊付けが苦手な方は両面テープ
・製本テープ
①紙を半分に折ります。

※折っていく時に、角をしっかり合わせるのがポイント!!

②半分に折った紙同士の裏面を糊(もしくは両面テープ)で貼り付けていきます。

※貼っていく時に、四つの角がずれていかない様に貼っていくのがポイント!

綺麗に貼れるとこんな感じになります↓↓↓

③背表紙に製本テープを貼る

※背表紙になる部分(紙が幾層にも重なっている部分)にも、
しっかりとテープを添わせて貼っていくのがポイント!

完成!!!

『もっと角を綺麗に見せたい!』
という方は余白を作って絵本を作っておき、
裁断機で背表紙以外の三辺をカットしましょう。
公共の図書館や、大学の図書館には、
無料で裁断機を使わせてくれる所が結構沢山あるんですよ!

小さなお子さんと一緒に手作り絵本を作る場合は、
絵を描くのはお子さん。製本をするのはお母さんやお父さん。
と役割分担してみるのも良いですね!
100均の絵本土台を使う
また、自分で作るのがどうしても苦手!
という方はキャンドゥに売っている
『絵本を作れるノート』という商品を活用しましょう!

この商品のメリットは、
カバーがハードカバーである事。結構しっかりしています。
そして、何と言っても100円で土台が手に入る事。
デメリットは、
中の紙が12枚しかないので、長いストーリーが作れない事。
もうひとつは、紙が薄めなので、水彩やアクリル絵の具を使って描く場合は
紙がよれてしまう恐れがあるという点です。

実際に、
製本されているものに絵の具で絵を描いていくのは
結構大変!
紙が閉じてきてしまうし、
見開きの絵の場合は、
真ん中がとてもとても描きにくい!!

そして、もう一つの最大のデメリットは、
大きさは決まってしまっている、更に、既に製本されているため、
自由がないということです。
大きな画用紙に絵を描いていく場合は、
のびのびと自由に描いていく事が出来ます。
ですが、決められた枠内に描いていくというのは、
縮こまった作品が出来上がってしまう原因になりかねません。
ですので、出来る事なら、大きな紙に絵やお話を描いていって、
それを製本する、という流れが一番良いと思います。

これは、私が実際に陥った落とし穴でした!
枠内に描き込む事に一生懸命になっていて、
出来上がった絵本は、動きが少なくて、
とてもショボい絵本になりました…。
印刷サービスを使用する
手作りの絵本はぬくもりが感じられて
私的には一番オススメですが、
もっと本格的に仕上げたい!という方は
印刷サービスを活用するのもアリだと思います!
自分で作ったモノをデータ化して印刷会社に入稿すると
プロ仕様の印刷・製本をしてもらえます。
それぞれの会社が行ってくれるサービス内容によって
金額に大きなばらつきはありますが、
安いと1冊330円~と、お手軽な価格で作ることが可能です。
手描きのものを印刷すると、
原画とは違った色になってしまうという事がよくあります。
これは『印刷』をする事でどうしても生まれてきてしまう
『仕組みの違い』です。
理由は、
紙の種類によって、色の吸い込み方や反射の仕方が違う為、
色の見え方が変わってくるから。
もう一つの理由は、
インクに再現できる色の範囲が絵の具などとは異なるからです。
特に、蛍光色や純度の高い赤は再現が難しいと言われています。

原画に近い色合いにしたい場合は、それなりに金額も上がってしまうし…。
プロの絵本作家になると、そこにも気を配らなければならないんだね!
まとめ
プロの絵本作家さんの中には
沢山の資料を読んだり、
色んな事を調べたりして
やっと一冊の絵本が出来上がる、という方も多くいらっしゃいます。
ですが、まずはむずかし~く考えずに
『これが書きたい!』
『これが面白い!』
『これが可愛い!』
『これが好き!』
という気持ちを大事にしながら作ってみましょう!
意外と面白い作品が出来上がるかもしれませんよ!
そしてその作品は、あなたにしか作れない、唯一無二の絵本になります。
また、『絵本に使う絵の具選びに迷っている!』という方は、
こちらの記事も併せてどうぞ!
by AYAKAのアクリルArt Book











絵本の大きさと作品の内容の相互関係が合わさった時、
読者はより想像力を膨らませながら作品を楽しんで行く事が出来るんだね!