こんにちは!AYAKAのアクリルArt Bookへようこそ!

こんにちは!
アクリル画家の金松彩夏です。
今回は、
舞台役者として15年表現の仕事をしてきた経験を持ち、
今は絵本作家を目指して活動しているアクリル画家が、
本当に読んで欲しい日本の有名絵本作家4人を
厳選して紹介させて頂きます!
子供にどんな絵本を読んであげたらいいかな?
どんな絵本をプレゼントしたらいいかな?
と悩んでいる方は、是非参考にしてみてください!
この記事を読むと、お子さんの心に一生残る一冊に出逢えるかもしれませんよ!
Contents
有名絵本作家 かこさとしの代表作品と魅力
誰もが幼い頃に、
かこさとしさんの絵本に触れているのではないでしょうか?
ツンとした目付きのキャラクターたちがとても愛らしく、
永遠に心に住み続けます。
絵本作家 かこさとしさんの作風と作品
かこさとしさんは絵本を通して、
伝承遊び、科学、歴史、社会など、
“森羅万象”を伝え続けてきました。

そして、かこさんの代表作といえば、
《だるまちゃん》シリーズではないでしょうか?
かこさんは《だるまちゃん》シリーズの中に、
子どもたちに伝えたい”伝承遊び”を沢山書き込んでいます。
見開きページの中に小さなキャラクターたちが細々と沢山描き込まれていて、
隅から隅まで楽しませてくれます。
『だるまちゃんとかみなりちゃん』に出てくる
家族みんなで食卓を囲んでお食事をしているページは、
よくよく見ると、色んな物の形が
一個一個かみなりちゃんの形をしていてとても可愛いのです♪

また、『どろぼう がっこう』や『カラスのパンやさん』も有名ですね!
『どろぼう がっこう』に出てくる歌舞伎役者チックな先生は、
出てくるだけで読者をワクワクさせてくれます。
『からすのパン屋さん』には
とてもたくさんのカラスが出てくるのですが、
とてもたくさんの小さなカラスたち一羽一羽に個性が見えます。
一つの村を覗き見たような、そんな気持ちがしてきます。
絵本作家 かこさとしさんが使っている道具と資料
かこさんは、鉛筆で本書きをした上に、
水彩絵の具やポスターカラー(不透明水彩絵の具)を
使用して色を塗っています。
下書きした絵を本書きに写すときに使うライトテーブルは、
キャビネットと磨りガラスを組み合わせてご自分で作ったお手製だそうです。
また、絵の具を塗る際に使用するパレットや筆は、
娘さんが子供の頃に使っていた物なのだそうです。

『貧乏性なものですから。』と言い、物を大切にするかこさん。
どんな物を使ってもいい物は作れる。
伝えたい事柄は伝えられる。
戦争を経験したかこさんからは、そんな温かさと真の逞しさを感じますね。
かこさんのアトリエには、物凄い量の資料があります。
伝承遊び、科学、歴史などをテーマにして絵本を書く際、
かこさんは膨大な本を読み、徹底的に研究しています。
そして、その莫大な情報を自分の中に吸収してから絵本作りにとりかかり、
一番シンプルな文章と絵で、子どもの興味に答えています。

絵と文章のバランスをうまくとるよう作っていると、
自然と文章がシンプルになっていくそうです!
絵本作家 かこさとしさんの絵本の魅力
かこさとしさんの絵本には、
日常の何気ない風景が
とても可愛いキャラクターと共に描かれています。
お母さんとのお買い物。
仲良しのお友達との遊び。
子育ての大変さ。
仲間のありがたみ。
かこさとしさんの絵本を読むと、子供たちも生活の中で気付くのです。
『あ!これ絵本にあったのと一緒だ!』
かこさんは子供たちにさりげなく、
”幸せ”を教えてくれているのかもしれないね。
また、福音館書店さんのHPにかこさとしさんの紹介ページがあります。
もっと、かこさんを知りたい方はこちらをクリック!
有名絵本作家 ヨシタケシンスケの代表作品と魅力
あの可愛い子どもの絵!!!
元々イラストレーターをしていたヨシタケシンスケさんの絵本は
どのように作られているのか見てみましょう!
絵本作家 ヨシタケシンスケさんの作風と作品

ヨシタケシンスケさんの絵といえば、
繊細なラインで細々と描かれた子どもたちや、物たちです。
一つのりんごから発展し、常識をぶち破るユニークな絵本
『りんごかもしれない』で鮮烈な絵本デビューを飾りました。
また、『もう ぬげない』も子どもたちにも、
大人たちにも人気ですよね!
そうそう!子どもってこういうところ本当に可愛いよね!
とクスッと笑いながら楽しめる絵本です。
ヨシタケさんの作品内に見られるアイデアは、
学生時代に読んでいた漫画から大きな影響を受けているといいます。
“当たり前のこと”がどう崩れた時に笑いになるのか?
というヨシタケ節は漫画から来ていたんですね!
絵本作家 ヨシタケシンスケさんの絵本の作り方
ヨシタケさんはA4サイズのコピー用紙にシャーペンで下絵を描き、
下書きの上を0.3ミリのミリペンでなぞります。
下絵の線画を消しゴムで消したら、
線画を絵本サイズに合わせて150〜200%に拡大してスキャン。
絵に関してのヨシタケさんのお仕事はここまでです。
着彩はデザイナーさんがしているそうです。
ヨシタケさんが少ない線で描き出す微妙な表情は繊細そのもの。
着彩の際は、「線が埋もれないように」
あまり濃すぎない色付けをお願いしているそうです。

小さい絵を描いてから、大きく拡大するスタイルは、
会社員時代、仕事の合間に落書きをしていて、
見つからない様に小さく描いていたからだそう!
ヨシタケさんはいつ何時も、
出てきたアイデアをちょこちょこ描き出していたんだね!
絵本作家 ヨシタケシンスケさんの絵本の魅力
ヨシタケシンスケさんの絵本の魅力は、
一つの物事を当たり前にとらえず、
そのはるか先まで想像を飛ばして
読者をクスっと笑わせてくれるところです。
私が大好きなヨシタケさんの絵本は
『おしっこちょっぴりもれたろう』です。
いつも、ちょっぴりおもらしをしてしまう男の子のお話なのですが、
男の子の発想が妙に大人の気持ちをくすぐってきて、とても可愛いのです!
読み終えると、もれたろうの事が大好きになっていると思います!
また、ブロンズ新社さんのHPにヨシタケシンスケさんの紹介ページがあります。
ヨシタケさんの他の作品が気になる方はこちらをクリック!
有名絵本作家 荒井良二の代表作品と魅力
元々はイラストレターだった荒井良二さんが作り出す絵本は
枠がなく、どこか懐かしく、どこか切ない。
そして時には、太陽の温かさまでが
ぶわーっと絵本の中から飛び出してきます。
絵本作家 荒井良二さんの作風と作品

荒井良二さんの絵本は
”技術を使った、子供たちに好かれるような作品”
とは違います。
自分の中の感覚を少年の頃に戻し、
予定調和なものでは無く、『おもしろい!』と思った
感覚に従って作られています。
日常生活の中で、常に『これは絵本的なんだろうか?』
というセンサーを張り廻らせて物事を見ている荒井さんが描く作品には、
荒井さんの『お気に入り』がふんだんに盛り込まれています。
荒井さんが初めて出した絵本『ユックリとジョジョニ』は
「絵本は無理をして作るモノではないから、ゆっくり徐々に作っていけばいいや。」
という気持ちが、そのまま絵本になったものなのだそうです。
そしてそれは、誰かと、または社会と繋がっているという事なのだといいます。
『物を造る人は必ずと言っていいほど、過度に影響を受ける作家に出会うと思うんだ。
まずは模倣からその作家に近づこうと試みて、模倣から抜け出す力をつけ始めた時から、
やっと自分の進むべき道が見えてくるんじゃないかな。』(出典:絵本作家という仕事/講談社)

そう語る荒井さんの言葉には、
『だからこんな綺麗な美しい
唯一無二の作品が生まれるのか!』
という説得力があります!
絵本作家 荒井良二さんの絵本の作り方
絵が専門の印象である荒井さん。
ビジュアルから先に考えるのかと思いきや、
ストーリーを先に考えるのだそうです。
1枚の紙に言葉をひたすら書き込み、
その言葉たちをどのページに入れるか、ページ割を考えます。
このタイミングで、作品のキーカラーも決まります。
実物大の大きさの束見本に文章を配置。
そこからやっと絵に取り掛かります。
紙はフランス製の『アルシュ(極細)』。
コシがあり、水をたくさん使っても曲がらない紙です。
印刷所から出てきた色校をチェックして完成です!

絵本作家さんはよく、ダミー絵本を作り、
常に持ち歩いていると聞きましたが、
荒井さんもそうしているんだそう。
何度もページをまくり、流れがおかしくか、違和感がないかを
確認するんだそうです!
絵本作家 荒井良二さんの絵本の魅力

荒井良二さんの絵本は、
幼い頃の懐かしい感情を思い出させてくれる作品が多くあります。
その中でも、『ゆきのげきじょう』は小さい頃に
『やってしまった…どうしよう…謝らなきゃいけないけど、
言ったらとても悲しむよね…どうしよう…』
みたいな小さな、でも子供にとってはとても大きな悩みを
うまく表現していて、
読んでいる時に心がちょっぴり、キュッっとします。
自分の中の感覚を子どもの頃に戻して
絵本を書いている荒井良二さんの絵本には、
そんな子どもの時の愛おしい感情がふんだんに盛り込まれています。
また、荒井良二さんの公式ホームページもあります。
荒井さんの絵をもっと見たい方はこちらをクリック!
有名絵本作家 長谷川義史の代表作品と魅力
関西節で読み手を魅了する長谷川義史さん。
迫力のある絵も、作品によって描き方を変えているのだそうです!
絵本作家 長谷川義史さんの作風と作品
長谷川義史さんの絵本といえば、
大胆に絵の具が乗っている画が印象的です。
ですが、作品によって紙と絵の具を使い分けているのだそうです。
ある時は、
絵の具を塗った後に、水を含ませた筆で表面をなでつけ、
美しい滲みを作っています。

またある時は、
水を吸収しにくい紙の上に絵の具をコテコテと乗せていく。
丁寧に描こうとすると、つまらない絵になってしまうので、
太めの筆で大胆に描いているのだそうです。

そして、関西人の長谷川さんが書く文章は浪花節ゆえ、
とてもテンポがいいです!
読んでいて、こちらがノッてくるというか、
かしこまっていない話口調に
なんだか親近感が湧いてくるのです。
絵本作家 長谷川義史さんが使っている画材
長谷川義史さんは絵本を描く際、
墨とアクリルガッシュを使っています。
輪郭線を描くときは墨で。
色を置いていく時は、ターナーのアクリルガッシュで。
しかも基本的に五色しか使わないそうです!
〈パーマネントレッド〉〈プルシアンブルー〉〈パーマネントイエロー〉〈スカイブルー〉〈ホワイト〉。この五色以外の色を使うときは、その都度混色をして塗っているんだそうです。

その都度色を作るから、
たまに前のページと色が少し違っちゃうんだって。
それもそれで、素敵だよね!
筆は日本画を描くときに使用する〈玉蘭〉という筆を使っています。
細い筆は使わず、この筆で細かい部分も書いてしまうんだそう。
紙はマルマンのヴィフアールを愛用しています。
値段が安いのも大事な理由だそうで、
高いと絵が縮こまってしまうんだとか。

また、絵本を描きたい!と思っている方は、
併せてこちらの記事も目を通してみてください♪
アクリル絵の具とアクリルガッシュの違いについて
詳しく解説しております!
絵本作家 長谷川義史さんの絵本の魅力
長谷川義史さんの絵本の魅力は何と言っても、生粋の浪花節です。
笑いあり、ちょっぴりおセンチあり。
それらが関西弁によって、とても心地良く身体に入ってきて、
とても読みやすいのです!
私は読み聞かせをしていた時によく、
『おならまんざい』を読んでいました。
ぼくとおならで漫才をするという、すごい発想の絵本なのですが、
テンポが良くて、読んでいるこちらもとても楽しいのです!
子どもたちも大好きな絵本です。

そして、今、私が大人にも子供にも読んで欲しい絵本が
『へいわってすてきだね』です。
長谷川義史さんが絵を描き、
詩は、沖縄に住む、当時小学一年生だった安里有生くんが書いています。
純粋で素直なメッセージは、誰の心にも届くはずです。
また、絵本ナビさんのHPに長谷川義史さんの紹介ページがあります。
長谷川さんの他の作品が気になる方はこちらをクリック!
こちらの記事では、
可愛いイラストの絵本と作家さんを紹介させて頂いております!
こちらも併せて、是非読んでみてください♪
まとめ
【こんな子に、こんな絵本をオススメ!!!】
| 細かい絵を楽しみながら読みたい子には?! → | かこさとしさんの絵本 |
| クスっと笑いながら読みたい子には?! → | ヨシタケシンスケさんの絵本 |
| 感情豊かで、気持ちに寄り添いたい子には?! → | 荒井良二さんの絵本 |
| 笑いもテンポもありで楽しみたい子には?! → | 長谷川義史さんの絵本 |
今回は四人の絵本作家さんと
読んで頂きたい絵本を紹介させて頂きました。
もちろん他にも絵本はたくさんあります。
文章が無く、絵だけの絵本や、
ストーリーではなく、詩的な絵本もあります。
どんな絵本であっても、
絵本を読んでくれるお母さんやお父さんの膝の上、
そこは子供にとって、小さな劇場です。
また、普段図書館に行かない方も、
ちょっと息抜きに図書館に出向いてみませんか?
昔読んだ絵本のページをまくるのも、
新しい絵本のページをまくるのも、
とてもワクワクしますよ!
みなさんの心に残る一冊、
お子様の心に残り続ける一冊に出逢えますように。
by AYAKAのアクリルArt Book









私も小さい頃に、細かく描かれたページを開いた時は
『うわぁ!いっぱいいる!ワクワクする!!』と思って
夢中でだるまちゃんやかみなりちゃんを探したのを覚えています。
みなさんも是非ページをめくって、色んなワクワクを探してみてください!